損保事務の向き不向き

損保事務の実際(デメリット)

私の損保事務歴…。あー、何年になるのかしら?
若い方々からしたらベテラン社員なのでもう数えるのも面倒なくらいです。

えっと、昔も今も楽しいと思ったことはないです。
あ、でもお客様とお話してるときは楽しいと思います。

損保事務って、恐らくお給料はいいんですよ。
派遣の時給も高いし、辞めてもすぐ次が見つかるので、身に着けるとお得かもしれません。

つきこ
つきこ

損保事務のデメリットからお伝えしますね。

なんでも良いところ悪いところがあるから、総合して判断した方がいいよね。

事務が細かくて、数字が多くて、書類の文字が小さい

でもね、ほんと、神経使います。

申込書にしても変更依頼書、異動承認請求書にしても、明細書にしても、マニュアルにしても、何にしてもとにかく書類の文字が多くて小さいので読むのが大変。

それだけじゃなくて、その内容をしっかり理解して処理しなければならないのです。
だから、

基本的にミスが許されない

絶対間違えたらいけない。
でもミスしますよ、だって人間だもん。

人間なのに、ミスしたらすっごーく怒られる。
世間で言う始末書?を書かされるし、場合によっては代理店だったら保険会社からコラー!って怒られるだけじゃなく、金銭的な代償を払わなければならないので、会社に多大な迷惑をかける。
金銭的な代償というのは手数料率を下げられてしまうことね。その契約だけの場合が多いと思うけど。

そんなことにならない事の方が多いけど、単純なミスでもミスすると後ろ指を刺される感じです。
なので、私は毎日ビクビクして仕事してます。

5年ごとに募集人資格の更新試験を受けなきゃならない

私ももうすぐ更新試験を受ける時期です。
募集人資格がないと損保の仕事はできません。保健募集ができないのです。
正直面倒だなと思いますよ。

でも募集人資格は損保事務を仕事にしようと思う方にとっては当たり前すぎるくらい当たり前の資格です。

もし未経験から損保事務をやろうと思っている方がいらしたら、必ずこの試験を受けて資格を取得しないとなりません。
でもそんなに難しい試験ではないので心配することはありませんよ。

仕事内容が複雑で、覚えなければならないことが多い

扱っている種目が例えば自動車保険だけとか、火災保険だけとか、1〜2種類ならいいのですが、
加えて傷害保険とか、賠償責任とかもやらなければならなくなると、傷害保険の中にも海外旅行とか国内旅行とか、レク保険とか、普通傷害保険とか、色々あるし、

賠償責任保険もほんと色々あって、(書くと長くなるので書きませんが)知らないことに遭遇すると調べるのに時間がかかり、それだけで何時間も費やしてしまいかねないのです。

私は保険代理店に今は勤務していますが、保険会社に聞くにしても、マニュアルのここを調べたけれどそれでも分かりませんでしたので教えてくださいという聞き方をしないといけなくて。
だから、まずは自分で調べないといけないんです。

私の会社だけ?私の会社の代申保険会社だけ?こんなに厳しいのは。。。
代理店勤務している方!
ぜひ、コメントであなたの状況を教えてください。

損保事務実際(メリット)

つきこ
つきこ

デメリットばかり愚痴のように書きましたが、もちろんメリットもありますよ。

給料が高い

損保事務に興味を持っている方は給料が高いからということもあると思います。
派遣の時給を検索すると一般事務に比べて15%くらい高いと思います。
(地域にもよるかと思いますが)

正社員のお給料も恐らく一般の会社より保険代理店は高いのだと思います。
新卒の保険会社社員の給料より、保険代理店のお給料の方が高い場合もあるようですね。

保険代理店は企業の関連会社のことが多かったりするので、給料だけでなく福利厚生も良かったりします。

仕事を覚えてしまえば転職がラク

損保事務は特殊な事務なので覚えてしまえば競合が一般事務より少ないので、転職する際に早く決まりやすいと思います。
これは私の体験からそう思うので客観的な意見ではありません。

ただ、仕事も見つけやすいし、人材紹介会社も派遣会社も仕事を紹介しやすいと思います。

損保事務は紹介予定派遣が多く、正社員になりやすいとも思います。
私も今の会社は紹介予定派遣でした。

求人が多い

私は今見てるのは派遣の仕事ばかりなのですが、時給も高いし求人も多いですね。

損保事務は即戦力が求められることが多いし、仕事自体が難しいので未経験の方はなかなか入って行かれないことも多いと思います。

損保業界だけじゃないかもしれませんが、業界は高齢化していると思います。
なので、年齢の高い方も若い方もチャンスがあると思います。

損保事務はこんな人に向いている(順不同)

私が思うに、損保事務は向き不向きがあります。
私はほんとーは向いてないんだと思うんです。
でも新卒で損保会社に入ってしまって、その流れでここまできちゃってます。(泣)

細かい文字や数字を読んで理解するのが嫌いじゃない

ここまで読んできてくださっている方はお分かりの通り、損保事務は細かい論理的な文章を読んで理解しないといけない仕事です。

それだけでなく、更新や変更手続きの際に複数のプランの保険料を計算し、お客様に電話してそれぞれの保険料の差額を計算してお伝えしたり、前契約との保険料差額をお客様に伝えたりします。

損保事務と保険料計算は切っても切れない関係。
保険料計算にはさまざまな割引があったり、特約が付いたりつかなかったりなど、保険料計算は複雑です。
保険料計算はパソコンで自動化されていることが多いですが、種目によっては手計算しないといけないこともあり、(⇦今時ほんと?って思うよね、でも本当なのです。)
そういう細かいことが嫌いな人には不向きです。

つきこ
つきこ

逆にそういう細かい計算や文章を読むことに抵抗がない人は損保事務は向いてると思います。

何があっても慌てない自信がある

損保事務は落ち着いて業務をこなさなければならない仕事です。
ミスが許されないからです。
しかもスピード感も要求されます。

そんな職場環境でも落ち着いていられる人は損保事務に向いています。

他人に説明するのが得意

損保事務は事務とは言っても多くの場合、電話や対面でお客様に補償内容を説明する機会があります。
むかーし、私が若い頃は女性は本当に事務だけのことが多かったと思いますが、今は団体扱(自動車保険・火災保険・傷害保険など)は女性の事務職がお客様に郵送やメールなどで更改・更新手続きをすることが多いのです。

更改・更新手続きはお客様とお話をする機会があります。その際にしっかり補償内容を説明できないと仕事にならないのです。

お客様に補償内容を説明するためには、補償内容をきちんと理解してないといけないし、論理的に説明ができないと「あなたの説明は分かりにくい。」と怒られてしまいます。

つきこ
つきこ

他人に説明するのが得意なら、あなたは損保事務に向いています。

人と話しながら手を動かすことができる

損保事務で更改・更新・変更(異動)手続きをするときは、お客様と話をしながらパソコンで色々なプランを計算し、それをお伝えしてお客様のご意向を伺い、再計算してお伝えし、なんてことをしながらプランが決まります。

なので、お客様と話をしながら手を動かすことができないと仕事が進みません。

ケアレスミスをしない自信がある

損保事務はミスが許されません。保険料計算はパソコンでやるので計算自体は間違えることはないかもしれませんが、入力項目を間違えてしまい保険料を誤ってしまうことがあります。

チェックマークを入れなければいけない部分を忘れて、それが元で保険料が違ってしまい、誤った保険料をお客様に伝えてしまって怒られたとか、
損保事務をしている方はあるある!って思っていただけるのではないかと思います。

明細を作成するときに、○をつけなければならない箇所をうっかり忘れてしまったりなど、本当にちょっとしたミスが命取りになってしまうことがあるのです。

なのでうっかりミス、ケアレスミスをしない自信があるという方は損保事務に向いています。

上記のメリットでメリットを踏まえて、メリットが高い!と思われるあなた!
ぜひ、損保事務研究所の研究員になってください。

未経験でも採用される方法については↓で説明しています。

次回の損保事務研究所でお待ちしています!

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